犬のフケ。フケの原因や考えられる病気、治療法、予防法について

犬の毛に白い粉のようなものがたくさん…これがフケです。フケが多すぎる時は皮膚になんらかの問題があることが考えられます。今回は、この犬のフケについて解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬のフケが出る原因

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人間はよく頭皮からフケが出ますが、そもそもフケとは何なのでしょうか。フケとは、簡単にいうとはがれた古い皮膚です。

動物が生きていく上で、代謝は欠かせないものです。その代謝の過程で古くなった皮膚がはがれ、フケとなって出てくるというわけです。このように、フケが出るのは当たり前のことなのですが、犬に触った時に白い粉がたくさんついているようになると、当たり前のフケとはちょっと違う状態になっているサインです。

それでは、通常の代謝以上にフケが出る理由を考えてみましょう。大きく分けて、3つの理由があります。

肌の乾燥によるもの

寒い季節は空気が乾燥しがちです。このタイミングでフケが多くなり、カラダをしきりに掻くようになっている時は、肌が乾燥しているものと考えられます。

人間は肌が乾燥すると痒くなってきますが、これは犬も同じ。あまりの痒みに掻き過ぎて傷をつけてしまい、さらに皮膚が剥がれて症状が酷くなることがあります。寒くなって来た時にフケが多くなっていたら、犬の肌が乾燥に負けている証拠です。さらに、シャンプーのしすぎが原因で肌が乾燥し、フケの原因になることも。また、外部からの乾燥の他に、脱水により肌が乾燥することもあります。

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皮膚疾患によるもの

細菌感染、真菌感染、寄生虫感染、アレルギーなどによる皮膚炎でフケが増えることもあります。とくに、疥癬症とよばれるツメダニの感染では大量のフケが特徴的で、非常に強い痒みを伴います。

極度のストレスによるもの

極度のストレスに晒された後、全身にフケが浮いていることがあります。

犬のフケの治療・予防方法

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このように様々な原因があるフケですが、その理由によって治療方法・予防方法は変わります。

まず乾燥によるフケは、犬の生活環境の湿度を、犬にとっての適湿である50%~60%に保つことが予防にも治療にもなります。シャンプーの頻度を見直す、シャンプー剤の量を減らすなど、皮脂を奪いすぎて乾燥させていないかも確認しましょう。また、シャンプー剤を変えたタイミングでフケが出るようであれば、皮膚に合っていないのかもしれません。

また、定期的にブラッシングをすることで余分な毛やフケを取り払い、血行を良くし、皮膚を健やかに保つようにすることも大切です。

そして、ストレスに関しては犬が極度の痛みや恐怖を感じることのないように、十分に気をつけ、リラックスした毎日を過ごせるように心がけましょう。

上記に心当たりがないがフケが気になるという場合は、何かしら疾患が関与しているおそれがありますので、獣医師に診断してもらいましょう。

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