メインクーンってどんな猫? 歴史やカラダの特徴について
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メインクーンってどんな猫? 歴史やカラダの特徴について

長毛種の中でもとくに大きな品種とされているメインクーン。ゴージャスな被毛と、どっしりした落ち着きのある風貌で猫好きの心を魅了します。

  • サムネイル: 石山 マキ
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メインクーンの歴史

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メインクーンは、アメリカ・ニューイングランド地方でもっとも古くから知られている自然発生の猫種です。猫種名は、原産であるアメリカのメイン州と、アライグマを意味するクーンに由来しています。メイン州では実際に公式の州猫として市民に親しまれています。

メインクーンの起源には諸説ありますが、中には半野生化した猫とアライグマとの交配で生まれたというユニークな説もあります。現実には無理のある話ですが、メインクーンの容姿がアライグマに似ているということから生まれた逸話なのでしょう。
今日では、北欧発祥のノルウェージャンフォレストキャットがバイキング、または交易ルートでアメリカに渡り、地元の猫との交配によって誕生したという説が有力となっています。

メインクーンは1980年までに、TICA(The International Cat Association)、CFA(THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.)など、すべての血統登録団体に登録されました。アメリカではその優雅な姿から早くからキャットショーに出陳されており、1895年にはマディソンスクエアガーデンでのキャットショーにて、コージーという名のブラウンタビーのメス猫がベスト・キャット賞を受賞したという記録が残っています。

1900年代に入ってからは、同じ長毛種であるペルシャに人気を奪われ、メインクーンの血統の登録は先細りになっていきました。しかし、1968年に愛好家たちが品種保護のため、メインクーンの専門クラブ「MCBFA(メインクーン・ブリーダー・ファンシャーズ・アソシエイション)」を設立すると、少しずつ人気は回復。現在、猫好きの人たちの間やキャットショーの世界では、もっとも人気のある品種の一つとされています。

メインクーンのカラダの特徴は?

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メインクーンは「世界一カラダが長い猫」としてギネスブックに登録されるなど、カラダの大きな猫として知られています。その体格は、胴が長く筋肉や骨格ががっしりとした「ロング&サブスタンシャル」タイプで、体長は1mを超えることもあります。
標準体重はオスが6~9kg、メスが4~6kgですが、大きな猫になると10kg以上にもなります。

被毛は、冬の寒さにも耐えられるふさふさのダブルコート。被毛は不ぞろいでしっぽが長く、雪の中でも滑らないように、足の指の間にもスノータフトと呼ばれる毛が生えやすくなっています。TICAでは、トラディッショナルカテゴリーの全ディビジョン(毛色による分け方)と全カラーが認められています。
大きなカラダのメインクーンは成長のスピードがゆっくりで、完全な成猫の体型になるまで3年から5年かかります。

メインクーンの顔の特徴は?

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メインクーンの頭は幅が広く、修正くさび形で輪郭が丸みを帯びています。マズル(鼻口部)は四角く幅広で、たまご形の大きな目は、耳の付け根に向けてわずかに吊り上がっています。
メインクーンはよく、北欧原産のノルウェージャンフォレストキャットと似ていると言われていますが、ノルウェージャンフォレストキャットの横顔が直線的なのに対し、メインクーンの横顔は鼻筋がやわらかな曲線を描いています。
大きな三角形の耳は、三角の先っぽからティッピング(毛先に濃色が入っている)が出ており、顔の高い位置についています。
野性的な容姿ながら思慮深い性格で、やさしい巨人とも呼ばれるメインクーン。落ち着いた物腰の素敵な猫をずっと撫でていたいですね。

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