猫の耳先から伸びた耳毛。じつは「リンクスティップ」というんです
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猫の耳先から伸びた耳毛。じつは「リンクスティップ」というんです

猫の耳のてっぺんにピンと立った毛、あの部分に名前があるって知っていましたか? じつは「リンクスティップ」と呼ばれるこの毛。何のためについているの? どんな猫に生えているの? などなど、「リンクスティップ」のヒミツを紹介します。

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あの耳毛には名前があった

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猫の耳のてっぺんに上を向いてピンと生えている「リンクスティップ」とは、「ヤマネコの耳毛」という意味を持つ言葉で、その名の通り野生のヤマネコに見られる特徴のひとつです。ヤマネコの血を色濃く引いている大型の長毛種の猫だとわかりやすいのですが、短毛種の猫でもよく見ると他の部分に比べてこの部分の毛だけが少し長めになっていることがあります。

リンクスティップは、野生のヤマネコが狩りをするために発達した毛だと考えられています。リンクスティップがあればほんの少しの風の動きやごくわずかな音にも敏感に反応できるため、小さな獲物も逃さず見つけることができるのです。

リンクスティップを持つ猫の代表、メインクーンとは

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リンクスティップがある猫の代表格として有名なのがメインクーンです。メインクーンは、がっしりした体格にフサフサのしっぽを持つ北米生まれの大型の猫。ゴージャスな毛並みを持つ長毛種で、多くの個体に立派なリンクスティップが生えています。

メインクーンはアメリカ北部のメイン州で生まれた猫種。その歴史ははっきりとはわかっていませんが、中には半野生化した猫とアライグマ(ラクーン)との交配で生まれたというユニークな説もあります。現実には無理のある話ですが、そのアライグマに似た容姿から、メイン州とラクーンをつなげてメインクーンという名になったというほどなので、その立派な体格は折り紙付きです。大柄な体格に反して性格はおっとりして穏やかで、家族に対してはもちろん、知らない人に対しても友好的で愛想のいい猫が多いと言われています。カラーはブラウンタビーやシルバータビー、まれにバイカラーや三毛などい、数多くのカラーが公式に認められています。

その他、リンクスティップのある猫は?

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メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの見分け方として、「リンクスティップがある方がメインクーン、ない方がノルウェージャンフォレストキャット」といわれることもありますが、ノルウェージャンフォレストキャットにも、メインクーンほど数は多くないもののリンクスティップを持っている猫がいます。また、メインクーンとよく似ているといわれるサイベリアンや、その他の品種、雑種でも、猫によってはわずかにリンクスティップのような特徴がみられる場合もあります。

ヤマネコのようにワイルドな雰囲気を醸しだすリンクスティップは、メインクーンなどの長毛種のチャームポイントですね。リンクスティップの有無や長短には個体差があるので、猫の個性のひとつとしてとらえてあげてください。

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