キャットフードの適量を知ろう。猫のエサとカロリー量

猫は、年齢によって食べるフードの種類や量が変化します。猫の食生活を充実したものにするために、また、健康管理のためにも、正しい食事量を知っておきましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

猫の食事

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猫の食事は犬とは違い、1日分の量を何回にも分けて食べる習性を持ちます。これは、野生時代にネズミなどの小さな動物を捕食していた名残といわれています。

では、ペットとして猫を飼う場合、どのようにエサを与えればよいのでしょうか?
仔猫は1日に3~4回、成猫は1日に2~3回エサを与えるのが一般的ですが、飼い主が可能であれば、1日に何度も少量ずつ食べるという猫の習性に合わせて、少量のエサをこまめに与えるとよいでしょう。

キャットフードの種類

猫が食べるキャットフードには、大きく分けてドライフードとウェットフードの2種類があります。どちらのフードを選んでもいいですが、「総合栄養食」と記載されているものを与えましょう。

ドライフード

ドライフードとは、通称「カリカリ」と呼ばれる乾燥したタイプのフードで、水分量が約10%以下に抑えられたものです。水分量が少ないため置きエサがしやすく、飼い主にとっては与えやすい便利なフードです。

市販されているドライフードの中には、歯石が付きにくいタイプのものもあるので、口腔内ケアができるというメリットもあります。ただし、水分量が少なく、フードで水分補給をすることが難しいので、必ずたっぷりの水と一緒に与えるようにしてください。

ウェットフード

ウェットフードは、水分が75%程度含まれているフードを指します。水分が多く含まれているので、食事しながら水分補給もできるのが特徴です。また、自然の食事(ネズミなどの小動物)と栄養成分がよく似ているものが多く、猫にとって必要な栄養バランスを満たしているというメリットがあります。

一般的に、猫は嗜好性の高いウェットフードを好んで食べる場合が多いようですが、食べかすが歯に残りやすく、歯石になりやすい傾向があります。歯のトラブルを防ぐためにも、こまめにお手入れをしてあげましょう。

ドライフードとウェットフード、それぞれのメリット・デメリットを把握し、愛猫に合った食事を与えてください。

キャットフードの適量

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猫に与えるフードの適正量は、体重や年齢によって異なります。これは、その猫の体重や年齢によって必要とするカロリー量が異なるためです。それでは、それぞれの体重や年齢の猫が必要とするカロリー量はどれくらいなのでしょうか。

まずは、猫が何もせずにじっとしても消費するエネルギー量を計算します。これを安静時エネルギー要求量=RERといいます。計算式は「RER=70×(体重kg)の0.75乗」。電卓で、体重×体重×体重を計算し、√(ルート)ボタンを2回押します。その値に70を足すことで導けます。
この数字をもとに、以下の計算式を利用して、猫に必要な1日のカロリーを計算します。

●4ヶ月齢まで:RER×3.0
●4ヶ月~約1歳まで:RER×2.5
●去勢、避妊していない成猫:RER×1.4
●去勢、避妊している成猫:RER×1.2

仔猫はたくさんのエネルギーが必要

上記の計算式からもわかるように、生後1歳未満の仔猫の場合、成猫に比べてたくさんのエネルギー量を必要とします。仔猫に与えるフードは、仔猫用の高カロリーなものを選ぶようにしましょう。仔猫に成猫用のフードを与えると、エネルギー量や栄養量が足りず、その後の成長に影響を及ぼす可能性があります。

このように、愛猫のライフステージに合わせて食事量(カロリー量)を決めることが大切ですが、一般的に市販されているフードの袋等には、体重と年齢(月齢)に合わせた給餌量が記載されているので、まずはそれを参考にしてもよいでしょう。

人間同様、猫にとっても食事は大変重要なものです。栄養やカロリーをしっかり考えて、その猫に合った食事を与えるようにしましょう。

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