柴犬の散歩 適切な時間や頻度、上手な散歩のしつけ方

柴犬にとって、散歩は様々な場所を歩き、ニオイを嗅ぎ、ほかの犬や動物と出会うことで外の世界を知るための大切な時間です。柴犬の散歩について、適切な時間や頻度を解説します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

柴犬に合った散歩とは

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日本国内で飼育されている日本犬種の中で最多を占める柴犬は、日本の山岳地帯で鳥や小動物を取るための猟犬として活躍していました。動きは俊敏で活発、山の中を自由に駆け回る運動能力を備えているので、筋肉や骨格などの維持のためにも、日々の散歩は重要です。

また、毎日の散歩は、犬本来の探究心や好奇心を満たしながら、大好きな飼い主と一緒に過ごせる時間でもあります。柴犬にとって、これほどうれしいことはないでしょう。

柴犬の1日の散歩の距離

犬にとって必要な散歩の目安を「距離」で考える人は少なくありませんが、距離よりも「時間」や「質」で考えることをおすすめします。
質の良い散歩をするためには、散歩コースを毎回変えて犬に緊張感を持たせたり、土や草があるところを歩かせたり、ほかの犬仲間と挨拶したり遊んだりできるようにするのがおすすめです。

ずっと歩き続けていなくても、途中で飼い主がベンチで休憩しながらカラダを撫でてあげるのも、犬にとっては楽しい時間です。また、ほかの犬が残したニオイを嗅いだり、自分のニオイを残したりする欲求も満たしてあげましょう。

柴犬の散歩の回数

柴犬の散歩は、20~30分程度の散歩を1日2回行うのが理想的といわれています。一度に長い距離を歩くと、犬も飼い主も疲れてしまいます。毎日行うことなので、無理のないようにしましょう。

また、散歩に行く時間帯を決めてしまうと、たとえ飼い主の都合が悪い時でも、時間に合わせて犬が散歩をねだるようになってしまうので、厳密に時間を決めてしまわない方がいいかもしれません。

夏の散歩の場合、日差しが強い時間帯は熱中症にかかるおそれがあるので、日差しが弱く、地面が熱せられていない午前5時~6時くらいと、夕方以降に連れていくようにしましょう。

散歩のはじめ方

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散歩を始める時期は、すべてのワクチン接種が完了する生後4ヶ月頃を目安にしましょう。屋外に出る前に、まずは室内で練習することをおすすめします。まずは、首輪やリードに慣れるところから始めて、飼い主と一緒に歩く予行演習を行ってください。

室内で首輪やリードを付け、飼い主と一緒に歩くことに慣れたら、家の近所の静かな道へ散歩に連れていきましょう。いきなり賑やかなところへ連れていくと、犬が怖がってしまって散歩が嫌いになる可能性があります。犬の反応をみながら、少しずつ慣れさせることがポイントですよ。

また、犬によっては、散歩を嫌がるケースもあります。その場合は、散歩ではなく、外の世界の雰囲気に少しずつ触れさせることから始めてください。まずは抱っこして家の前を歩いたり、公園のベンチで過ごしたりしてみましょう。外の世界の音やニオイを感じさせることが第一歩です。ただし、その場合も、外の世界に怯えてパニックになった犬が飼い主から離れてしまわないよう、首輪やリードの装着を忘れずに。

上手な散歩のしつけ方

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犬の散歩は一般的に、犬が飼い主の横や後ろを一定の速度で歩くのがよいとされています。必ずしもこれを徹底する必要はありませんが、犬が飼い主をぐいぐいと引っ張って歩くような散歩はお互いが疲れてしまうので、以下のようなポイントを踏まえながら、犬と飼い主がともに楽しく歩くための練習をするとよいでしょう。

●犬がリードを引っ張り始めたら逆方向に歩く
●壁に沿って歩く(壁と飼い主の間に隙間を作らないことで、犬は後ろを歩くことになる)
●飼い主の横や後ろに戻ったら褒めてあげる

犬がいつも飼い主をぐいぐい引っ張って歩く経験をしていると、散歩とはそういうもの(飼い主を引っ張って歩かなくてはいけないもの)だと勘違いしてしまい、その行動を繰り返し行うようになります。まずは、引っ張っても進まない=飼い主を引っ張って歩くことが散歩ではないこと、飼い主について歩く方が楽しいことを犬に教えてあげましょう。
犬が飼い主の横を歩くようになったら、大げさなくらいに褒めてあげてください。感情表現をはっきり示すことで、犬は褒められたと認識することができます。

運動量が多く、感受性が豊かな柴犬にとって、散歩はとても重要な時間です。毎日、充実した散歩ができるように心がけ、大切な愛犬が心身ともに健康でいられるように気を配ってあげましょう。

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