犬の耳掃除、しないとどうなる? 耳掃除の頻度と方法

犬の耳掃除はしなきゃダメ? しないと耳にどのような影響があるのでしょうか? 愛犬のための簡単な耳掃除の方法なども紹介します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬の可愛い耳は、人間の耳とは構造が違います。外耳から中耳につながる外耳道がL字型に折れ曲がっていますし、犬種によっては耳が垂れ下がっていたり、耳の中に毛が生えていたりと、飼い主さんにとっては耳掃除はやりにくいと思ってしまいますよね。

犬にとって、耳の掃除は必要なのでしょうか。犬の耳掃除について、頻度や方法をまとめてみました。

耳掃除、しないとどうなる?

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極論を言えば、健康な耳の状態であれば、耳掃除をしなくても問題はないことがほとんどです。普通に生活する中で、犬が頭を振った際などにたまった耳垢は外に出てきます。

しかし、垂れ耳で耳の中が湿った状態になりやすい、皮膚のバリア機能が弱い、仔犬の頃に耳の中に感染を起こしたことがある、などの犬では定期的な耳掃除が必要になってきます。
このようなケースで耳掃除ができないままになると、カビや細菌が繁殖して外耳炎を起こす恐れがあります。外耳炎はひどくなると、中耳や内耳にまで炎症が起こることがありますし、ひどく掻いたり頭を振ったりすることで耳介部に出血が起こり、耳血腫という状態になることもあります。

耳掃除の頻度

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犬の耳掃除はどのくらいの頻度でしたらいいのでしょうか? 耳掃除の頻度は耳の状態により異なりますが、耳掃除を必要としている犬の場合でも、通常は1ヶ月に1~2回程度で十分です。かかりつけの先生などに頻度を指示されている場合は、それに従ってください。
耳掃除をやりすぎると、炎症が起きる可能性もあります。耳のチェックはまめにしてあげて、耳掃除は適度に行うようにしてくださいね。

耳掃除をプロへお願いする場合

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初めての愛犬で耳掃除を自分でするのが不安という場合は、動物病院の獣医師さんにお願いしてみてはいかがでしょう。料金は病院や犬種によって異なりますが、診察料込みでだいたい1,500円〜2,000円ほどです。ちょっとお高めですが、病院での耳掃除は耳の病気のチェックや早期発見にもつながるのでおすすめです。トリミングサロンのプロトリマーさんにお願いすると、耳掃除は500円〜1,000円程度ですが、コースの中に耳掃除が入っている場合もあります。サロンによってコース内容や料金に違いがありますので、確認してみてくださいね。

耳掃除を自分で行う場合

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デリケートな犬の耳掃除は難しく感じてしまいますが、慣れてくるとコツがつかめてくるはずです。まずはやってみましょう。

用意するのは、イヤークリーナーとコットンです。
犬を保定して、耳の中にイヤークリーナーを数滴垂らします。入れすぎたイヤークリーナーの水分により細菌が繁殖することを防ぐため、耳の中に残っても問題のない製品を使用することをお勧めします。耳の根元のコリコリした部分を親指と人差し指で挟んで、優しくマッサージします。上手くマッサージができていると、クチュッと音がするので、この音を目安にするといいですよ。マッサージが終わると、犬が耳の中のイヤークリーナーを外に出すために首をブルブルします。ここでしっかり頭を振ることで、耳の中からキレイにイヤークリーナーが出て行きますが、周りに飛び散りますので汚れてもいい場所で行いましょう。もし、うまく頭を振ってくれないときは、耳の中に軽く息を吹きかけるといいですよ。
浮き出た汚れをコットンで優しく拭き取ったら、耳掃除完了です。

犬の耳掃除は、飼い主が優しく丁寧にしてあげると、ワンちゃんも嫌がることなく喜んでくれるようになるかもしれません。耳掃除が上手になっても、やりすぎには注意して、愛犬の健康を守ってあげましょう。

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