ポメラニアンってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

ぬいぐるみのような容姿と飼いやすさで人気の高いポメラニアン。いつでも元気いっぱいに過ごす様子は見ているこちらまで嬉しくなってしまいます。ここではポメラニアンの歴史や特徴についてみていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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ポメラニアンの歴史

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ポメラニアンの祖先は、アイルランドなどでそりを引いていたスピッツ系大型犬のサモエドであるといわれています。ポーランド北部のポメラニア地方に持ち込まれた後に、品種改良され小型化していき、現在のポメラニアンに近くなったと考えられています。ちなみにこのポメラニアという地名がポメラニアンの名前の由来であるとされています。

小さくなったポメラニアンは「ドイツ型の小型スピッツ」として、後にイギリスに紹介されました。当時、知名度はいまひとつでしたが、イタリアを旅行中だったイギリス王室のヴィクトリア女王の目に留まり、彼女が魅了され連れ帰ったことをきっかけに、ポメラニアンは一気に有名犬となっていくのです。この頃のポメラニアンは、体重が4~5kg程まで小型化されたものでした。

ポメラニアンを広めた人物はヴィクトリア女王であるというのが一般的ですが、彼女の祖母にあたるシャーロット王妃がポメラニアンをイングランドへ持ち帰っており、可愛がっていたという記録もあります。その当時飼われていたのは現在のポメラニアンよりもはるかに大きく、その体重は14~23kg程度だったといわれています。その姿は現在のポメラニアンの特徴にそっくりで、当時の絵画にも描かれています。

こうしてイギリス王族に愛されたポメラニアン。ヴィクトリア女王が展覧会でお披露目すると見事に優勝を果たし、そこから「女王の犬」として人気が爆発します。ポメラニアンブームが到来し、さらに小型化するための改良がなされました。いろいろな犬種との交配の影響もあり、様々な毛色のポメラニアンが誕生することになります。

その後アメリカにも渡り、アメリカンケネルクラブなどに登録されたことで認知度と人気はさらに上昇していきます。日本にも明治初期頃に初上陸しました。大正2年4月24日に行われた日本初の犬の展覧会に登場するといきなり入賞、新聞等で紹介され人気は上昇し、現在に至るまで変わることはありません。

ポメラニアンのカラダの特徴

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ポメラニアンは成犬で体高18~22㎝、体重は1.8~2.3㎏が望ましいとされている小型の犬種です。個体によって違いもありますので、大きくなったことはあまり気にしなくていいでしょう。体形はモコモコとして丸いカラダつきが特徴です。とくに仔犬の時には被毛も影響してより丸く見えるところに、可愛らしさを感じる方も多いと思います。尻尾は背中に丸まり、多くの被毛に覆われています。

被毛は非常に繊細でボリュームのあるのが特徴です。ダブルコートで内側の毛はゴワゴワした固めの毛、外側の毛はフワフワした綺麗な毛になっています。毛色の種類は大変豊富で、ブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、オレンジ・セーブル、ウルフ・セーブル、ビーバー、ブルー、ホワイト、パーティ・カラー、ブラック・タンなど15種類がジャパンケネルクラブでは認められています。

ポメラニアンの顔の特徴

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ポメラニアンは中頭種に分類されますが、個体によって頭蓋とマズルのバランスに差があり、短頭種に分類されることもあります。仔犬の頃は狸のように丸っこいのが可愛らしく印象的ですが、成長するにつれてだんだんと狐系の精悍な顔つきになり、目つきもくっきりとしてきます。それでもマズルや鼻先が短めで、愛らしく見えるのがポメラニアンの根強い人気の要因かもしれません。

愛嬌があって賢いポメラニアンは、人にも懐くので飼育しやすい犬種です。ルーツと特徴をよく理解して、愛犬に向き合うようにしましょう。

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