チャウ・チャウってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について
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チャウ・チャウってどんな犬? 歴史やカラダの特徴について

しかめっ面に、ふわふわの被毛が特徴的な犬、チャウ・チャウ。日本では飼育数が少なく、ペットショップでも見かけないので、なじみが少ないかもしれません。チャウ・チャウの歴史と特徴について、みていくことにしましょう。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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チャウ・チャウの歴史

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チャウ・チャウの起源について、はっきりしたことはわかっていません。様々な説がありますが、原産国である中国において、2000年以上の歴史を持つと考えられています。近年のDNA鑑定により、シベリアやモンゴルなど中国北部に起源を持つとみられています。

容姿がよく似ている、チャイニーズ・シャーペイは、同じ祖先犬から分かれた犬種である可能性が高いようです。その後、チャイニーズ・シャーペイは闘犬として、チャウ・チャウは猟犬としてその用途は分かれていきました。

その後、チャウ・チャウは、犬肉食や毛皮のために使われていきました。後ろ足が真っすぐなチャウ・チャウは、刻むように歩きます。高い運動能力が求められる、猟犬として用いられていたにもかかわらず、改良がされなかった理由は、食肉用として飼育され、太りやすくさせるためといわれています。19世紀頃まで中国国内でしか存在しておらず、加えて飼育の目的を限定してきたため、人間に懐きにくい、荒い気性が性格として残ってしまっています。

1880年頃、イギリスにおいて「中国の野生の犬」として紹介され、ロンドン動物園に展示されたチャウ・チャウ。それに注目したのは、犬好きで知られた当時のビクトリア女王でした。本格的に家庭犬として改良されることになり、1906年には、アメリカンケネルクラブにおいて、正式な犬種として認定されました。

チャウ・チャウの名前の由来にも、様々な説があります。イギリスの東インド会社が、チャウ・チャウをヨーロッパに輸入した際、明細に「東洋の骨董品・珍しい装飾品」という意味を持つ「チャウ・チャウ」という言葉を記載していたことに由来する、という説や、チャウ・チャウはもともと能力の高い猟犬で、中国のある地域では、犬ゾリにも使用されていたことから、中国語でソリという意味の「雪橇」(シャーチャウ)という言葉が由来とする説があり、どちらもはっきりしたことはわかっていません。

チャウ・チャウのカラダの特徴

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チャウ・チャウの体高は、オスが48~56㎝、メスが46~51㎝と定められています。体重は20~32㎏程度になり、頑丈なカラダつきをしています。

被毛はダブルコートになっており、長毛のラフコートと、短毛のスムースが存在します。どちらのタイプにも、羊毛のようにモコモコした下毛が豊富に生えており、ライオンのような容姿をしているのが特徴です。毛色はブラック、レッド、ブルー、フォーン、クリーム、ホワイトなどが認められています。

チャウ・チャウの顔の特徴

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チャウ・チャウ最大の特徴は、青みがかった舌です。青い舌を持つ他犬種には、北海道犬や秋田犬がおり、これらの犬種は狼に比較的近い種類である、といわれています。耳は立ち耳か半垂れ耳、口吻はやや短く、目は奥にくぼんでいます。顔の皮膚がたるんでしわになっていて、チャウ・チャウ独特の表情を作っています。

チャウ・チャウは飼い主に従順で、愛情深い犬種です。一方で、意志が強く、頑固な性格も持ち合わせています。血統によっては気性が荒い個体もおり、初心者には、飼うのが難しいとされています。しかし、しっかりと向き合い、信頼関係を築けば、愛くるしい表情と不思議な魅力で、生活に潤いを与えてくれるでしょう。そのためにも、しっかりしつけをして、社会性を身につけさせることが大切です。歴史と特徴をよく理解して、触れ合うよう心掛けましょう。

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