メインクーンに与えるエサの種類や適切な量は?

ペットとして飼育される猫の中でもっとも大きな体格を誇り、別名「穏やかな巨人」とも呼ばれるメインクーン。大型猫種のメインクーンの食事については、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
  • 更新日:

監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

メインクーンにエサを与える際の注意点

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

Fayzulin Serg/Shutterstock.com

メインクーンの大きな特徴の一つに「成長期が長い」ということが挙げられます。一般的な猫種の場合、生後1年を迎えると成長期が終わり、成猫の体格になりますが、メインクーンの場合は3~5歳まで成長を続けます。

とくに、メインクーンのカラダが急激に成長する1歳頃までの食事は、健康な成猫になるためにとても重要です。栄養価の高い、良質な仔猫用フードを与え、メインクーンのカラダの成長を助けましょう。

エサの回数とエサの量

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

Dmitry A/Shutterstock.com

成長期の仔猫が必要とする栄養素やカロリー量は、成猫の約2倍といわれています。カラダの成長が落ち着くまでは、必ず仔猫用フードを用意してあげましょう。

1日に与えるフードの量は、それぞれのフードのパッケージに記載されている月齢別の推奨量を参考にします。仔猫のうちは消化器官がまだ発達しきっていないので、1日分の総量を3~4回に分けて与えてください。

一般的な猫の場合、1歳を過ぎる頃には成猫用のフードに切り替えていきますが、上述の通り、大型猫のメインクーンは3~5歳頃までカラダが成長し続けるので、一般的な猫と同じ時期にフードを切り替えると、栄養不足に陥ってしまう可能性があります。そのため、かかりつけの獣医師と相談しながら、フードの切り替え時期を決めましょう。

個体差はありますが、成猫のメインクーンの平均的な体格は体長1m、体重がオスで6~9㎏、メスで3~6kgほど。この体格になるまでに栄養が不足してしまうと、発育不良から様々な病気を引き起こす可能性があるので注意してください。

メインクーンのカラダが充分に成長しきったら、それまで与えていたフードに成猫用のフードを混ぜながら、1ヶ月ほどかけて少しずつ切り替えていきましょう。

メインクーンに限らず、好んで食べるフードの種類は猫によって異なります。最近では、猫の年齢や品種別のフードも販売されているので、食いつきや体調の変化などを観察しながら、愛猫に合ったフードを選びましょう。

成猫の場合、1日に必要なカロリー量は、体重1kgあたり70~80kcalといわれています。ただし、猫が必要とする栄養素やカロリー量には個体差があるため、毎日の食事量はフードのパッケージに記載されている推奨量を目安に、愛猫の体型や生活スタイルを考慮して調整してください。現在の食事量が適切かどうか不安な場合は、かかりつけの動物病院で定期健診を受けましょう。

また、食事の回数は1日2回が目安になりますが、猫は食事を小分けにして食べる習性があるため、衛生を保つことができるなら、置きエサをしても問題ありません。

猫に与えてはいけない食べ物

動物,犬,猫,しつけ,飼い方,育て方,病気,健康

Dora Zett/Shutterstock.com

メインクーンに限らず、猫が口にしてはいけない食べ物があります。猫がこれらの食べ物を口にすると、最悪の場合、命を落とす可能性もあるので注意しましょう。

チョコレート

チョコレートやカカオには、テオブロミンと呼ばれる物質が含まれています。これは、カカオ由来の苦み成分で、猫が摂取すると、強い中毒症状を起こします。嘔吐、下痢、不整脈、痙攣等の症状が現われ、重度の場合は死に至ることもあります。

ネギ類

ネギ類の植物全般(タマネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、ラッキョウ、アサツキ、ニンニクなど)も猫に与えてはいけないものの一つです。ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドと呼ばれる成分が溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)を引き起こし、死に至る場合があります。

生のイカやタコ

生のイカやタコを含む多くの魚介類には、チアミナーゼと呼ばれる酵素が含まれています。この酵素にはビタミンB1を分解する効果があり、猫が食べると急性ビタミンB1欠乏症を起こします。

この初期症状としては、食欲の低下、嘔吐、瞳孔が開く、カラダのふらつきなどがみられます。また、重度になると、痙攣を起こす、異常な姿勢をとる、大声で鳴き続けるなどの症状が出て、昏睡状態に陥ることも。こちらも、最悪の場合は死に至る可能性があります。

香辛料

わさびやからし、胡椒、唐辛子などの香辛料や、刺激の強い食べ物を与えるのも厳禁です。これらの食べ物は猫の消化器官に大きな負担をかけるため、胃腸炎や内臓障害を引き起こす可能性があります。

人間用に作られた食べ物

人間が食べるために作られた食べ物は、一般的に味が濃く、猫にとっては刺激の強すぎるものが多いので、与えないようにしてください。とくに、塩分や糖分の摂りすぎは、様々な病気を引き起こす原因となるので注意しましょう。

メインクーンは大型の猫種なので、その分必要とする食事の量も多くなります。猫種の特徴や与えてはいけない食べ物をしっかりと把握して、愛猫に最適な食事を与えてください。

内容について報告する